遠くまで旅行するほどではないけれど、週末に少し日常から離れてゆっくりしたい。そんなときに楽しみやすいのが、近場のホテルで過ごすホテルステイです。
新幹線や飛行機を使うような遠出をしなくても、自宅とは違う部屋で過ごし、いつもと違う景色を眺めるだけで休日の雰囲気は変わります。
観光地を何か所も回ったり、朝から夜まで予定を入れたりする必要もありません。少し早めにホテルへ入り、部屋でお茶を飲む。夕食後はゆっくり入浴し、翌朝は慌てず朝食を楽しむ。そのくらいの過ごし方でも十分です。
大切なのは、ホテルへ泊まること自体を楽しみの一つにすることです。
ここでは、近場で無理なく非日常を味わいながら、大人の週末ホテルステイを自分のペースで楽しむための基本をまとめます。
週末ホテルステイは遠くへ行かなくても楽しめる
ホテルへ泊まるというと、旅行先で利用するものと考えることがあります。
けれど、自宅から電車で一時間ほどの場所や、普段なら日帰りできる街に泊まるだけでも、いつもの休日とは違った時間を過ごせます。
移動時間が短ければ、その分ホテルで過ごす時間を長く取れます。
荷物も少なくて済み、翌日の帰宅もラクなので、遠出するほどの時間や気力がない週末にも取り入れやすくなります。
ホテルは「何をして過ごしたいか」から選ぶ
ホテルを選ぶときは、有名な場所や豪華さだけで決める必要はありません。
部屋でゆっくりしたい、朝食を楽しみたい、大浴場に入りたい、景色を眺めたいなど、今回の滞在で楽しみたいことを一つ考えてみましょう。
部屋時間を楽しみたいなら客室を見る
ホテルの中で長く過ごす予定なら、客室の広さや窓からの景色などを確認しておくと選びやすくなります。
ソファがある部屋、デスクのある部屋など、過ごし方によって心地よい客室は変わります。
お風呂を楽しみたいなら浴室設備を見る
大浴場や温泉があるホテルなら、外へ出かけずホテル内でゆっくりできます。
客室のお風呂を楽しみたい場合は、浴室の形なども確認しておくとよいでしょう。
朝を楽しみたいなら朝食も確認する
ホテルステイでは、翌朝の食事も楽しみの一つです。
朝食付きの宿泊プランを選び、普段よりゆっくりした朝を過ごす方法もあります。
アクセスのよさも大切にする
週末に近場でゆっくりしたいのに、ホテルへ行くだけで何時間もかかると移動で疲れてしまいます。
駅から近い、乗り換えが少ないなど、自宅から無理なく行ける場所を選ぶと気軽です。
特に一泊だけなら、移動時間が短いほどチェックイン前後にも余裕ができます。
ホテルへ着くまでを頑張る休日ではなく、ホテルに着いてからゆっくりする休日と考えてみましょう。
一泊でも十分に非日常を味わえる
ホテルステイを楽しむために、連休を取る必要はありません。
土曜日の午後にチェックインし、日曜日の午前中にチェックアウトする一泊でも、自宅とは違う時間を過ごせます。
短い滞在だからこそ、予定を増やさずホテルで過ごす時間を大切にしましょう。
月曜日の予定が気になる場合は、日曜日の早めの時間に帰宅できるホテルを選ぶ方法もあります。
チェックイン前に予定を詰め込みすぎない
ホテルへ泊まる日になると、せっかくだからと観光や買い物をたくさん組み合わせたくなることがあります。
けれど、ホテルステイそのものを楽しみたいなら、チェックインまでに疲れすぎないことも大切です。
ランチを一回楽しむ、近くの美術館へ行くなど、一つ程度にしておくと余裕を残せます。
何もせずホテルへ直行する日があっても構いません。
少し早めにホテル周辺へ着く
チェックイン時刻ぎりぎりに着く必要はありません。
少し早めに最寄り駅へ着き、周辺を散歩したりカフェへ入ったりする方法があります。
初めて訪れる街なら、短い散歩だけでもちょっとした旅気分を味わえます。
荷物が多い場合は、預かりサービスなどを利用できるか確認しておくと動きやすくなります。
客室へ入ったらすぐ次の予定へ出かけなくてもよい
チェックインしたら荷物を置き、そのまますぐ外へ出る必要はありません。
まず部屋を見渡し、椅子へ座ったり、窓から景色を眺めたりしてみましょう。
普段の旅行では観光のためにホテルを出ることが多くても、ホテルステイでは「部屋にいること」が楽しみになります。
飲み物を用意して一息つくだけでも、休日らしい時間を作れます。
窓からの景色をゆっくり眺める
高層階のホテルなら街並み、海沿いなら水辺など、客室から普段とは違う景色が見えることがあります。
有名な景色でなくても構いません。
夕方から夜へ変わっていく街を眺めたり、翌朝の明るい景色を見たりするだけでもホテルならではの楽しみになります。
写真を一枚撮ったら、スマートフォンを置いてそのまま眺める時間も作ってみましょう。
部屋で好きな飲み物を楽しむ
ホテルへ着いたら、コーヒーやお茶など好きな飲み物を用意してゆっくりするのもよいでしょう。
客室に用意されているものを利用してもよいですし、ホテルへ行く途中で好きな飲み物を買う方法もあります。
窓際やソファで飲みながら本を読むなど、いつも家でしていることでも場所が変わると少し特別に感じられます。
読書をホテルステイに持ち込む
読みかけの本を一冊持っていくと、客室での時間をゆっくり楽しめます。
家では家事やテレビなどが気になって読めない日でも、ホテルなら本だけに向かいやすいことがあります。
たくさん持っていく必要はありません。
一冊だけバッグに入れ、気が向いた時間に数ページ読むくらいでも十分です。
音楽を小さく楽しむ
客室でくつろぐときは、自分の好きな音楽を楽しむ方法もあります。
ただし、ホテルでは隣の客室などへの配慮も必要です。
イヤホンなどを使う、音量を控えるなど、周囲へ音が響かないようにしましょう。
静かな音楽を聞きながら読書やお茶を楽しむだけでも、いつもとは違った夜を過ごせます。
ホテルのラウンジやカフェを利用する
館内にラウンジやカフェがある場合は、客室とは違う空間で過ごす楽しみもあります。
外へ観光へ行かなくても、ホテル内を少し移動するだけで気分を変えられます。
飲み物を一杯楽しみ、また部屋へ戻るくらいの過ごし方でも構いません。
営業時間や利用条件などはホテルごとに異なるため、利用したい場合は確認しておきましょう。
大浴場があるなら時間に余裕を持って楽しむ
大浴場や温泉のあるホテルでは、入浴もホテルステイの楽しみになります。
観光から戻って慌ただしく入るより、最初からホテルで過ごす時間を多めにしておくとゆっくりできます。
利用できる時間を確認し、混雑が気になる場合は自分が過ごしやすそうな時間帯を選びましょう。
入浴後に予定を入れず、そのまま部屋でゆっくりする流れもおすすめです。
客室のお風呂をゆっくり使う方法もある
大浴場がなくても、客室のお風呂を普段よりゆっくり楽しめます。
慌てて次の家事へ移る必要がないのもホテルステイのよさです。
入浴後は部屋着に着替え、飲み物を用意してのんびり過ごしましょう。
ホテル備え付けの用品などは、表示された使用方法に沿って利用します。
夕食は頑張って有名店へ行かなくてもよい
ホテルステイでは、夕食まで特別な店へ行かなければならないわけではありません。
ホテル内のレストランを利用する、近くの店へ歩いて行く、好きなものを買って部屋で食べるなど、過ごし方は自由です。
その日の気分や予算に合わせて、自分が一番ラクに楽しめる方法を選びましょう。
ホテルディナーを目的にしてもよい
少し特別な休日にしたい場合は、ホテル内で夕食を楽しむ方法があります。
外へ移動する必要がないため、食事が終わったらそのまま客室へ戻れます。
服装について決まりが設けられているレストランもあるため、利用する場合は事前に確認しておきましょう。
部屋で食事を楽しむ休日もある
一人のホテルステイなら、周囲を気にせず部屋でゆっくり食事をすることもできます。
デパートや駅で好きな食べ物を買い、客室でテレビや映画を見ながら楽しむ方法もあります。
ホテルによって飲食物の扱いに決まりがある場合は、その案内に沿いましょう。
豪華な食事でなくても、家事をせず食べ終わったあとにゆっくりできるだけで休日らしさを感じられます。
ホテルステイでは部屋着でゆっくりする
客室へ戻ったあとは、外出用の服からラクな服へ着替えると気分を切り替えやすくなります。
ホテルに用意されている部屋着を使ってもよいですし、自分が落ち着く服を持っていく方法もあります。
ただし、一泊だけなら荷物を増やしすぎないことも大切です。
備え付けのものを利用できるなら、できるだけ身軽にしてみましょう。
夜はスマートフォンから少し離れる
ホテルへ泊まっても、普段と同じようにスマートフォンを見続けていると、いつもの夜とあまり変わらなくなることがあります。
完全に使わない必要はありませんが、入浴後の30分だけ画面を見ないなど、短い時間だけ離れてみるのもよいでしょう。
窓から夜景を見る、本を読む、飲み物を楽しむなど、ホテルにいる時間へ意識を向けてみましょう。
映画やドラマを部屋で楽しむ
客室のテレビや自分の端末で映画などを楽しむ場合は、ホテルでの夜の過ごし方の一つになります。
家では途中で家事が気になることがあっても、ホテルならそのまま作品を楽しみやすくなります。
一本を最後まで見る必要もありません。
眠くなったら途中で休み、ゆっくり眠ることを優先しても構いません。
夜更かししすぎなくてもよい
せっかくホテルへ泊まったからと、遅くまで起きていなければならないわけではありません。
普段より少し早く眠り、翌朝をゆっくり楽しむホテルステイもあります。
カーテンを閉め、照明を落とし、自宅とは違う静かな部屋で休むことそのものを楽しみましょう。
翌朝は予定を入れずゆっくり始める
ホテルに泊まった翌朝は、すぐ観光へ出かける必要はありません。
起きたら窓を開けて景色を見る、飲み物を飲むなど、普段より少しゆっくり朝を始めてみましょう。
チェックアウト時刻まで余裕があれば、朝食後にもう一度部屋へ戻って休むこともできます。
朝食をホテルステイの楽しみにする
朝食付きの宿泊なら、いつもの朝とは違う食事をゆっくり楽しめます。
種類が多くても、すべて食べようとする必要はありません。
自分が食べたいものを選び、飲み物をゆっくり飲みながら過ごしましょう。
朝食を急がないためにも、その後の予定には少し余裕を持たせておくと安心です。
朝のホテル周辺を散歩する
天気がよく時間に余裕があれば、朝食前後にホテル周辺を少し歩くのもよいでしょう。
前日の午後とは人通りや街の雰囲気が違うことがあります。
遠くまで歩く必要はなく、近くの公園や川沿いなどを短く歩く程度でも旅気分を楽しめます。
チェックアウトぎりぎりまで予定を詰め込まない
朝食が終わったあと、すぐ荷物をまとめて出発する必要はありません。
余裕があるなら、部屋でコーヒーを飲んだり、本を読んだりして最後の時間を楽しみましょう。
ただし、チェックアウト時刻を過ぎないよう時間は確認しておきます。
最後まで慌てず過ごせることもホテルステイの魅力です。
荷物は一泊分を中心に軽くする
近場の一泊なら、旅行用の大きな荷物は必要ないこともあります。
着替え、スマートフォンの充電用品、必要な身の回り品などから考えてみましょう。
シャンプーや部屋着などホテルに備えられているものを利用できれば、さらに荷物を減らせます。
持っていく物が少なければ、チェックイン前後の移動もラクになります。
お気に入りを一つだけ持っていく
ホテルでゆっくりするために、普段好きなものを一つ持っていくのもよいでしょう。
読みたい本、好きなティーバッグ、小さなポーチなど、自分が落ち着けるものを一つ選びます。
あれもこれもと持っていくと荷物が増えるため、一つ程度にしておくと準備も簡単です。
服装はホテル内でも過ごしやすいものを選ぶ
近場のホテルへ行くなら、長時間の移動に備えた特別な服装は必要ありません。
ホテル周辺を歩きやすく、レストランなどへ行く場合にも自分が落ち着ける服を選びましょう。
館内の体感に合わせられるよう、薄手の羽織り物があると便利な場合もあります。
ホテル周辺の予定は一つ程度にする
近くに美術館、ショッピング施設、庭園などがあれば、ホテルステイと組み合わせる楽しみもあります。
ただし、あちこち回ると通常の観光旅行と変わらなくなります。
午前は美術館、午後はホテルなど、外で楽しむものを一つ程度にするとホテル時間を残しやすくなります。
一人でもホテルステイは楽しめる
ホテルは誰かと泊まる場所というイメージがありますが、一人でもゆっくり過ごせます。
食事の時間、入浴する時間、寝る時間など、すべて自分の都合で決められるのが一人ホテルステイのよさです。
何も話さず静かに過ごしたい週末にも向いています。
一人利用ができる宿泊プランなどを選び、自分だけの休日として楽しんでみましょう。
家族や友人と泊まる場合もそれぞれの時間を作る
誰かとホテルステイを楽しむ場合でも、ずっと同じことをする必要はありません。
一人は部屋で読書、もう一人は大浴場へ行くなど、それぞれが好きな時間を過ごしてもよいでしょう。
夕食や朝食だけ一緒に楽しむなど、適度に自由な時間を作るとゆったり過ごせます。
ホテルのサービスを全部利用しなくてもよい
館内にさまざまな施設やサービスがあると、せっかくだから全部使いたくなることがあります。
けれど、利用したいものだけ選べば十分です。
大浴場は使うけれどラウンジには行かない、朝食だけ楽しむなど、自分が心地よい過ごし方を選びましょう。
ホテル内まで予定でいっぱいにしないことが、ゆっくりした滞在につながります。
豪華なホテルでなくても非日常は楽しめる
ホテルステイというと、高級なホテルを選ばなければ楽しめないように感じることがあります。
けれど、自宅とは違う部屋で一晩過ごすだけでも、十分に気分は変わります。
清潔感、アクセス、ベッドの過ごしやすさなど、自分が大切にしたいところを見ながら選びましょう。
毎回特別な宿にせず、予算に合わせて気軽に利用できるホテルを見つけるのも楽しみ方の一つです。
予算は宿泊費だけでなく食事も含めて考える
ホテル代だけを見て決めると、夕食や朝食、交通費などを合わせたときに思ったより費用がかかることがあります。
宿泊、移動、食事などを合わせて、自分が気持ちよく楽しめる範囲を考えておきましょう。
夕食は手軽にしてホテルを少し楽しむなど、どこへお金を使うかも自由に決められます。
写真は少しだけ残す
客室やホテルの景色がきれいだと、たくさん写真を撮りたくなることがあります。
思い出として数枚残したら、あとは目の前の時間を楽しむのもよいでしょう。
窓からの景色、朝食、客室など、自分が気に入ったものを一枚ずつ撮る程度でも十分です。
撮影について決まりがある場所では、その案内に沿って楽しみましょう。
帰宅後の予定にも余裕を残す
チェックアウト後に買い物や用事をたくさん入れると、せっかくゆっくりした気分がすぐに慌ただしくなってしまいます。
自宅へ戻ったら荷物を片づけ、少し休める程度の時間を残しておくと、休日の最後までゆったり過ごせます。
近場なら帰宅時間を早めやすいことも利点です。
気に入ったホテルへ繰り返し泊まってもよい
ホテルステイのたびに新しい宿を探す必要はありません。
過ごしやすかったホテルなら、季節を変えてもう一度泊まる方法もあります。
館内の様子がわかっているホテルなら、次回はさらに気楽に過ごせます。
遠くへ旅行する代わりに、時々お気に入りのホテルへ泊まるという休日の楽しみ方もあります。
予定がない週末の選択肢にしておく
ホテルステイを何か特別な記念日に限定する必要はありません。
少し気分を変えたい週末、一人で静かに過ごしたい休日などに利用してもよいでしょう。
遠くへ出かける準備は大変でも、近場の一泊なら思い立ったときに予定を立てやすくなります。
「旅行へ行くほどではないけれど、いつもと違う休日にしたい」というときの選択肢として持っておくと便利です。
まとめ|週末ホテルステイは予定を減らしてホテル時間を楽しむ
週末ホテルステイは、遠くへ旅行しなくても日常とは少し違う時間を楽しめる大人の休日です。
自宅から無理なく行けるホテルを選び、今回楽しみたいことを一つ決めるところから始めてみましょう。
チェックイン前に観光を詰め込みすぎず、客室へ着いたら飲み物を楽しむ、読書をする、窓から景色を眺めるなど、ホテルにいる時間そのものを楽しむことがポイントです。
大浴場や夕食、朝食なども、自分が楽しみたいものだけ選べば十分です。館内の設備を全部利用する必要もありません。
翌朝も急いで出発せず、朝食や散歩を楽しみながら、チェックアウトまでゆっくり過ごしてみましょう。
豪華なホテルや遠い場所でなくても、自宅とは違う部屋で一晩過ごすだけで気分は変わります。
何かをたくさんする休日ではなく、あえて予定を減らしてゆっくりする休日として、近場のホテルステイを自分のペースで楽しんでみましょう。
